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あいさつ | ||
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会 長 筒井 潤一 令和になって初めての東日本大震災が発生した3月11日が訪れます。 あの当時中学生だった多くの子ども達が成長をし,期待と不安を抱きながらも教職員として再び学校に戻ってきています。しかし,月日は流れていますので,あの時に教職員として,学校,地域の中で先頭に立って様々な対応にあたっていた職員は,「定年」という区切りの中で毎年多くの方達が学校から去っています。もうあと10年もしないうちに,児童生徒は震災後生まれとなり,教職員の半数以上が当時児童・生徒・学生等であった職員となります。また,当然「記憶の風化」というところも危惧されるところです。 ここ数年,仙台市に限らず全国各地で風水害等自然の猛威による災害の頻度が増えています。その際に,避難所,そして,復興の拠点として学校が果たす役割が東日本大震災以後更に大きくなってることを感じます。そのことからも,私たちが経験をした,大きな教訓を次代へ引き継ぐということを意識した行動の必要性を感じさせられます。 当研究会としては,令和2年度の活動の中で「震災の記憶の継承」ということを目的とした活動を実施し,これからも引き続き,子供達の安心・安全に寄与できるよう努力を積み重ねていきたいと思っています。 また,学校教育法第37条第14項が改正され私たち事務職員の職務が「従事する」から「つかさどる」へ変更されてから,間もなく2年が経過しようとしています。社会全体として大きな課題としてあげられている「働き方改革」について,学校でも例外ではありません。特に,「学校の多忙化解消」「教員が子供と向き合える時間の確保」というところから各学校,仙台市全体として様々な取り組みが行われています。 ここで,事務職員の職務内容の「従事する(受け身)」から「つかさどる(自発的・積極的)」への変更が大きな意味を持ち始めてきていることを実感しています。特に,若い事務職員の中では,新たな発想から今までの学校事務職員の枠を越えて,「学校事務職員だからできること」への自発的,積極的な取り組みへの動きが始まっているようです。合わせて,本年度から全市展開での実施とななりました「学校間事務連携事業」により,経験・知識の共有が図られる状況ができつつあるということも力強い後押しとなっているようです。 この変化については,私たちが研究テーマとして掲げている 「人をつなぐ 未来へつなぐ笑顔輝く学校経営のために」 〜目指す事務職員像の実現に向けて〜 を具現化していく上でとても大きな第一歩です。今後も,当研究会としては「新たな事務職員像」を多くの仲間と創り上げていくことを目標に活動をして参りますので多くの皆様のご理解とご声援をお願い致します。
今回このホームページに来訪される会員以外,特に保護者地域等の皆様,これから学校事務職員を目指そうと考えている方々に私たち学校事務職員がどのようなことを各学校においてしているのかご理解をいただくことを目的として,「事務職員の仕事」というページを当研究会広報部の会員を中心に作らせていただきました。当研究会ホームページのトップページからご覧いただくことが出来ますので是非ご覧いただければと思います。
私たちは,教育職員とは違い直接的に子どもたちと接する機会はあまり多くはありませんが,日々子どもたちが安心して学べる環境の維持に積極的に関わっています。学校の事で分からない事などございましたらお気軽に声を掛けていただければと思います。
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